観光スポットとして人気な長崎。今回は「異文化と自然の融合」をテーマに、長崎・佐世保を気軽に巡る1泊2日のモデルコースをご紹介します。車なしでも移動しやすい場所を中心に組み立てているので、旅先では地酒やクラフトビールも楽しみたい…という方でも、運転の心配なくのんびり過ごせるのがポイントです。
長崎は港町らしい開放感と、洋館や石畳が似合う異国情緒が同居していて、歩いているだけで「旅に来た!」という気分が高まります。一方の佐世保は、海の近さとリゾート感が魅力。2日間の中で空気感がガラッと変わるので、短い日程でも満足度が上がりやすい組み合わせだと感じました。
このモデルコースの流れ
コースとしては福岡空港または博多駅から、1日目に長崎へ移動して観光。夕方に佐世保へ移動して宿泊し、2日目は佐世保を満喫して福岡へ戻る流れです。長崎から佐世保への移動イメージは以下の通りです。
移動は鉄道中心になります。時間帯や乗り継ぎによって所要時間は前後するため、出発前に最新の時刻を確認しておくと安心です。観光に慣れていない方ほど、乗り継ぎの余裕を10分〜15分くらい見ておくと、焦らず旅が回りやすくなります。
- 10:00福岡空港または博多駅に到着
JR特急「かもめ」で長崎駅へ、約1時間50分
- 12:00長崎駅でランチ
トルコライスがおすすめ
- 13:30グラバー園や出島を観光
- 16:00佐世保へ移動
JRで約1時間半
- 18:00佐世保で夕食後、ホテルにチェックイン
名物の佐世保バーガーはいかが?
1日目は長崎観光と佐世保への移動を行います。長崎は他にも大浦天主堂や長崎新地中華街、平和公園と原爆資料館、稲佐山の夜景など見どころが多く、長崎で宿泊するプランももちろん魅力的です。ただしその場合、1泊2日で佐世保も楽しむには翌日に移動してクルーズ体験をしてから帰路…という流れになりやすく、体感としてかなり忙しくなります。
個人的に「短い日程でも旅の満足感が高い」と感じるのは、長崎は午後〜夕方までしっかり歩いて景色と街並みを味わい、夜は佐世保に移動して“港町の夜”を楽しむ流れです。長崎でたくさん歩いた分、電車に揺られて佐世保へ向かう時間がちょうどいい休憩になります。
長崎駅ランチは“名物+手軽さ”で選ぶ
長崎駅周辺でのランチは、移動直後でも入りやすいお店が多いのが助かります。トルコライスは、ピラフ・ナポリタン・とんかつなどがワンプレートに盛られた長崎らしい洋食で、見た目以上に満足感があります。旅行って「次の予定があるのに、つい食べすぎちゃう」こともありますが、ここはしっかり食べて午後の街歩きに備えるのが正解だと思いました。
グラバー園の見どころと、歩き方のコツ
グラバー園といえば洋館。国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅を中心に、市内に点在していた明治期の洋館が移築・復元されています。居留地時代の面影を残す石畳や石段が、歴史や文化の香りを一層引き立てており、ここでしか味わえない情緒をぜひ楽しみましょう。
実際に歩いてみると、園内はゆるやかな坂と階段が意外と多めです。私が行った日は、海風がふわっと抜けるタイミングがあって、洋館の窓辺から見える港の景色と相まって「映画のワンシーンみたい」と感じました。歩きやすい靴は必須で、冬場は風が冷たく感じることもあるので、薄手の上着があると安心です。
園内各所は花々で彩られており、いつどこを切り取っても絵になる空間ばかり。写真を撮るなら、建物だけでなく石畳の小道や、手すり越しに見える海も一緒に入れると“長崎らしさ”がぐっと出ます。
グラバー園の近くには、最新技術を使って上陸したかのように楽しめる「軍艦島ミュージアム」、中華料理 四海樓(しかいろう)に併設され、ちゃんぽん発祥に関する資料や当時使用した食器などを展示する「ちゃんぽんミュージアム」、グラバー園から徒歩約8分、客船でにぎわう港の近くに位置し1904年に建設された国指定の重要文化財である「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」など、見どころがたくさん!
時間に余裕があれば、出島〜水辺の森公園あたりまで足を伸ばして、港の景色を眺めながら休憩するのもおすすめです。観光の合間に“何もしない時間”を少し挟むと、旅の記憶がぐっと濃くなる気がします。
ぜひ長崎を満喫してくださいね。
続いて、2日目の旅程です。
- 8:00ホテルで朝食
ゆっくり時間を過ごせます
- 9:30九十九島パールシーリゾートでクルーズ体験
遊覧船は出航時刻が決まっているので、少し早めに到着してチケット購入や乗船列の確認を。
- 12:00佐世保でランチ後、博多へ移動
JRで約2時間半
- 15:00福岡でお土産購入や自由時間
博多駅周辺なら買い物もしやすく、時間調整もしやすいです。
- 17:00帰路へ
空港利用の方は、混雑時の保安検査も見越して早め行動が安心です。
2日目は佐世保でのクルーズ体験がメインとなります。また、佐世保といえばハウステンボスですが、1泊2日で長崎市内も回る場合、園内をゆっくり満喫するのは少し厳しめです。2日間の中では「長崎市内をじっくり」か「佐世保でハウステンボスをたっぷり」のどちらかに寄せると、満足度が上がりやすい印象です。もう1日伸ばして2泊3日にできるなら、かなり余裕が出ておすすめです。
九十九島パールシーリゾートは“海の近さ”がご褒美
佐世保でハウステンボスに並ぶ有名スポットが「九十九島パールシーリゾート」です。「九十九島水族館海きらら」や「九十九島遊覧船」を楽しむことができ、日本でも有数の海のリゾート施設です。九十九島の絶景を大型遊覧船に乗りながら楽しむもよし、ヨットで波を感じながら進むもよしと、さまざまなスタイルで楽しめます。
私が好きなのは、出航して少し経ったあたりで視界いっぱいに島影が増えていく瞬間です。写真や動画で見る景色よりも、実際は“水面のきらめき”や“潮の匂い”が加わって、体感としての情報量が段違い。風が強い日は体が冷えやすいので、特に冬〜春先は一枚羽織れるものがあると快適です。
施設内の海ではカヤック体験もでき、波が穏やかで初心者向けレクチャーもあるため、カヤック初心者やお子様連れでも挑戦しやすいのが魅力です。リゾート内の「コスタ九十九島」では、海が見える店内で旬の食材を使ったピザや自家製デザートを楽しめます。クルーズ後にここで一息つくと、「旅行っていいな」と素直に思える時間になります。
展海峰は“行けたらラッキー”の絶景スポット
九十九島の絶景がパノラマで楽しめる展望台「展海峰」も隠れた観光スポット。目の前に九十九島が180度のパノラマで広がる展海峰(てんかいほう)は、佐世保でも屈指の人気を誇る絶景が広がります。展望台下の園地には、春は約15万株の菜の花、秋は約15万株のコスモスが咲き誇り、大勢の人で賑わいます。
満開時は大変混雑するため、人混みを避けるなら少し時期をずらすか、平日に行くのが良いでしょう。展望台から眺める夕陽も美しいので、時間があるなら午後遅めから立ち寄るのもおすすめです。個人的には、太陽が傾き始めて海が少し金色に見える頃がいちばん好きで、しばらく無言で眺めてしまいます。
車なし旅をラクにする小さな工夫
・荷物はできるだけコンパクトに:坂道や石畳もあるので、キャリーケースよりリュックや軽めのバッグが歩きやすいです。
・移動の合間に“座る時間”を作る:観光を詰め込みすぎるより、カフェ休憩を挟むほうが景色の印象が残りやすいと感じました。
・雨の日は無理をしない:長崎は雨が似合う街ですが、足元が滑りやすい場所もあります。屋内施設やカフェを上手に組み合わせるのが安心です。
そんな流れで佐世保を楽しんだら帰路に着きます。交通便を考えると博多または福岡空港に戻るのが良いでしょう。そんな風に長崎と佐世保を楽しんだら、あっという間に1泊2日の旅行もおしまいです。
ご自身にあった旅行プランで、ぜひ長崎・佐世保を楽しんでくださいね。
公式サイト:Trip.com
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