【北海道】富良野・美瑛観光の1泊2日モデルコース(車なし)

美瑛 北海道

北海道の中でも観光スポットとして人気が高い富良野。新千歳空港から遠く都市部ではないため旅行としてはハードルが高いと考えられがちですが、実は車の運転なしで公共交通機関のみでも楽しむことができます。今回はそんな富良野・美瑛で絶景を巡る旅を1泊2日で紹介していきます。

富良野・美瑛は「車があったほうが楽」と言われる一方で、駅とバスをうまく使えば、主要スポットだけでも十分に満足度の高い旅になります。実際に歩いて回ってみると、移動の合間に景色をぼーっと眺める時間ができて、これが意外と贅沢でした。車移動だと通り過ぎてしまいそうな田園の空気感を、ちゃんと“体に入れていく”感じがします。

このモデルコースは「1泊2日」「公共交通のみ」「宿は美瑛駅周辺」を前提にしています。季節によって運行本数や混雑具合が変わるので、時刻表と公式情報は出発前に必ず確認してください。特に夏のハイシーズンは、バスが混みやすく早め行動が安心です。

この旅のポイントと注意点

富良野は北海道の中心に向かうため、1泊2日だと旅程がややタイトとなります。新千歳空港からは車でも列車で行っても移動時間はそれなりにかかります。

新千歳空港→富良野の移動は、札幌経由で乗り継ぐのが一般的です。大まかには「空港駅→札幌→(滝川または旭川などで乗り継ぎ)→富良野」という流れで、時間帯によっては待ち時間が読みにくいのが正直なところ。私は乗り継ぎの合間に駅ナカで軽く温かい飲み物を買って、体を冷やさないようにしていました。北海道は屋内と屋外の温度差が大きい日もあるので、移動時間を“休憩時間”として上手に使うのがコツです。

移動のコツは「荷物を軽くすること」。私は小さめのキャリーにして、駅のコインロッカーや宿の預かりをフル活用しました。大きな荷物があると、駅の階段やバス乗降が地味にストレスになるので、身軽さは旅の快適さに直結します。

あと、意外と大事だったのが「現金を少し用意しておく」こと。バスや小さなお店は支払い方法が限られることもあり、特に混雑時はスムーズに払えると気持ちが焦りません。旅先で小銭を出すときの手際って、思っている以上に自分のテンションに影響するんですよね。

旅程の全体像を先にまとめると、1日目は富良野で“観光の高揚感”を作ってから美瑛へ移動、2日目は美瑛の代表的な景勝地を朝から回って札幌経由で空港へ戻る流れです。時間がタイトだからこそ、寄る場所を欲張りすぎないのが成功のポイントでした。

富良野・美瑛旅行1日目
  • 9:00
    新千歳空港に到着

    JRで富良野へ、札幌経由で約4時間

  • 13:00
    富良野駅周辺でランチ

    オムカレーなどご当地グルメが楽しめます

  • 14:30
    富良野「ニングルテラス」を訪問

    森の中のショッピングが楽しめます

  • 16:00
    美瑛方面へ移動

    電車で40分程度

  • 17:00
    美瑛駅周辺の宿泊施設にチェックイン

    ホテルまたはペンションで夕食

1日目:富良野で旅のスイッチを入れて、美瑛へ

1日目に富良野へ立ち寄ります。プランではニングルテラスに立ち寄っていますが、富田ファームもJR富良野線「ラベンダー畑」駅から近く、こちらに立ち寄るのもよいでしょう。なお、富田ファームとラベンダーイーストは近いと思われがちですが、距離が4km程度あり注意が必要です。

移動日でもある1日目は、スポットを詰め込みすぎないのがおすすめです。私は「到着してからすぐ観光したい!」派なのですが、富良野までの移動で思った以上に体力を使いました。富良野駅に着いた瞬間に、空気が少し乾いていて、街の“音”が静かになる感覚があって、そこでようやく旅のスイッチが入ったのを覚えています。

富良野駅周辺のランチは、名物のオムカレーが手堅いです。お店によって見た目も味も個性が違い、同じオムカレーでも「こんなに違うの?」と楽しくなります。私はバターの香りが立つタイプに当たって、移動の疲れが一気に報われました。

時間に余裕があるなら、ランチの前後に駅周辺を少し歩くだけでも気分が変わります。観光地って、目的地に着いた瞬間はテンションが上がるのに、移動で目が疲れて景色を“見ているつもり”になりがち。私はいったんコンビニで飲み物を買って、外の空気を吸いながら一呼吸置くようにしていました。これだけで、午後の観光がちゃんと「旅」になります。

「ニングルテラス」は新富良野プリンスホテルの敷地内にある、森の小径に小さなショップが並ぶエリアです。木の香りがして、昼でも落ち着くのですが、日が傾いてくると小さな灯りが映えて一気に雰囲気が出ます。クラフト系の雑貨が多いので、北海道らしい“軽いお土産”を探すのにも向いています。

ここは「買い物をする場所」というより、森の中を歩いて気持ちを整える場所、という感覚もありました。木々の間を抜ける風が少し冷たくて、手袋までは要らないけれど指先はひんやりする、みたいな温度感。私はショップを全部回りきらなくても満足でした。むしろ、立ち止まって深呼吸する時間がいちばん“富良野っぽい”気がします。

もし日程が夏で、ラベンダーを狙うならファーム富田はやっぱり外せません。花畑は写真以上にスケール感があって、近づくと香りがふわっと乗ってきます。個人的には、畑の上の方に上がって振り返ったときの景色がいちばん好きでした。色の帯が地形に沿ってうねっていて、絵みたいなのにちゃんと“風が吹いている”現実感があります。

「ファーム富田」は広大な土地に咲く色とりどりの花を楽しめるフラワーファームです。特に日本最大級のラベンダー畑が有名であり、斜面一面がラベンダーに埋め尽くされ、畑の上まで登れば富良野の田園風景と雄大な十勝岳連峰を一望できます。花畑だけでなく、ラベンダーソフトクリームなど軽食や飲み物を提供するカフェが併設されており、花畑をバックにラベンダーソフトクリームを食べるのもおすすめ。ショップでは石鹸や香り袋などのオリジナル商品が豊富に取り揃えられています。

真夏に行く場合は、日差し対策も意外と重要です。畑は遮るものが少ないので、帽子があると体力の消耗が違いました。私は「北海道だし涼しいだろう」と油断して、日焼け止めを塗り直さずに後悔したタイプです。風がある日は涼しく感じても、紫外線はしっかり強いので要注意。

他にも立ち寄ってみたいのが「ふらのワインハウス」で、富良野市街を一望できる丘の上にある地産地消のレストランです。ふらのワインはもちろんのこと、ふらのチーズや地元の新鮮な野菜を使用した料理を楽しめます。ワインは隣接する工場からの直送で、他店にはない工場限定ワインが味わえます。展望席では、富良野の田園風景、壮大な十勝連峰のパノラマを見ながら食事を楽しむことができ、開放感溢れる自然の中で心地よい風に吹かれながら優雅に食事とワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。ショップで購入したワインは自宅へ発送することも可能です。

車なしの場合、丘の上の施設は「行けたらラッキー」枠にしておくのが現実的です。バスの時間が合わないと難しくなるので、ここは無理せず、その日の体力と天候で決めるくらいがちょうどいいと思います。私は旅程をキッチリにしすぎると、予定に追われて景色の記憶が薄くなるタイプなので、余白を作るほうが満足度が上がりました。

夕方に美瑛へ移動したら、宿はできるだけ美瑛駅の徒歩圏内が便利です。翌朝のバス移動がスムーズで、夜も迷いにくいのが理由。美瑛は夜が早く静かになるので、「今日はここまで」と決めてゆっくり休むと、2日目がかなり楽になります。

美瑛の夜は“静けさがごちそう”みたいなところがあって、コンビニまでの道でも空が広く見えたりします。私はチェックイン後に少しだけ散歩して、冷えた空気を吸ってからお風呂に入るのが気持ちよかったです。派手な夜遊びはできないけれど、その分、翌朝の景色にちゃんと向き合える体が残ります。

富良野・美瑛旅行2日目

2日目:美瑛の絶景を朝から回る

2日目は美瑛の景勝地を楽しみます。青い池・四季彩の丘はいずれも有名で、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

朝いちばんで青い池へ向かうと、比較的落ち着いた空気のまま景色と向き合えます。バスは美瑛駅から白金温泉方面へ向かう路線を使うのが一般的で、青い池の近くまで行けます。私は到着してすぐ、池の色より先に「音の少なさ」に驚きました。水面が静かで、観光地なのに妙に神聖に見えてしまう瞬間があります。

バスは便によって混み方が違い、立って乗ることもあります。私が助かったのは「帰りのバス時刻も先に確認しておく」ことでした。写真を撮っていると時間感覚が薄くなるので、現地に着いたらまず時刻表を頭に入れて、あとは安心して景色に集中する。これだけで、気持ちに余裕が出ます。

「青い池」はInstagramなどSNSで拡散され映えスポットとして有名になりました。立ち枯れのカラマツとブロック堰堤にたまった水が幻想的な風景を生み出しています。四季折々の絶景を楽しめ、紅葉と青い池の組み合わせも大変美しくておすすめです。池の色は天候に影響され、緑がかって見える時もあれば、ライトブルーに見える時もあります。見たい色の時期・時間を狙って訪れたい場合は、当日だけでなく直前数日間の天気もチェックが必要です。秋や冬にはライトアップされ、その姿は昼とはまた違った美しさを見せてくれます。

青い池は、晴れていれば最高という単純な話でもなくて、薄曇りのほうが色がやわらかく見えることもあります。私は期待しすぎて行ったのに、実際に見た瞬間は「意外と小さい?」と思いました。でも数分眺めていると、色の揺らぎや立ち枯れの木の影がじわじわ効いてきて、最後はしっかり心に残りました。写真は一瞬、現地は“時間”で良さが出てくるタイプの場所です。

「四季彩の丘」も超有名スポット。四季折々の花々が彩る5月中旬~10月初旬頃にかけては春らしいチューリップやコスモス、夏を代表するヒマワリなど約30種類の草花が織りなす絨毯を堪能できます。ベストシーズンは7月~9月とされ、色鮮やかな花々が丘のあちこちに広がり、虹色の花畑を見ることができます。9月からはダリヤやハナビシソウなど、秋らしい深みがある丘へと変貌。12月初旬~4月初旬までのウインターシーズンは、この丘を利用した大迫力のスノーモービルなどのウインタースポーツを楽しむこともできます。

四季彩の丘は、見渡した瞬間に「北海道って広いな」と素直に思わせてくれる場所です。花畑が綺麗なのはもちろんですが、個人的には“空の比率”が大きいのが好きでした。風が強い日だと体感温度が下がるので、薄手の上着を1枚入れておくと安心です。夏でも朝夕はひんやりすることがあるので、体温調整できる服装が快適でした。

あと、写真を撮るなら「色」だけじゃなく「影」も意識すると楽しくなります。丘の起伏で影が伸びる時間帯は、同じ場所でも見え方が変わって、つい長居してしまいました。私は花の帯を正面から撮るより、少し斜めから撮ったほうが立体感が出て好みでした。

美瑛駅周辺のランチは、カフェ系から洋食、パン屋さんまで選択肢があります。私は移動が続く日は、食べすぎないくらいがちょうどよかったです。午後の札幌移動に備えて「軽め+甘いもの」くらいにすると、眠くなりにくくて体が楽でした。

美瑛のご当地グルメでいうと、美瑛産小麦や野菜を使ったメニュー、カレー系、パン屋さんの惣菜パンなどが旅向きです。駅前で買って列車に持ち込むと、移動時間がそのまま“ピクニック”みたいになって、私はこの感じがかなり好きでした。窓の外に畑が流れていくのを眺めながら食べると、普通のパンでもやたらおいしく感じます。

札幌で時間が取れるなら、札幌駅周辺で買い物をしてから新千歳空港へ向かうと効率的です。空港でも十分にお土産は買えますが、札幌のほうが選択肢が広く、カフェも多いので“最後の休憩”がしやすい印象でした。

札幌駅で動きやすくするなら、コインロッカーを活用するのも手です。お土産が増えた状態で駅構内を歩くと、それだけで疲れやすいので、私はいったん荷物を預けて身軽になってから動きました。旅の終盤に“余計な疲れ”を作らないのが、最後まで気分よく帰るコツだと思っています。

逆に、2日目をもう少し美瑛に寄せたい場合は、札幌に立ち寄らず空港へ直行する選択もありです。旅の優先順位は人それぞれなので、「景色をもう1本追加する」か「移動の余裕を作る」か、どちらに寄せるかで満足度が変わります。

車なし旅を快適にするメモ

最後に、車なし旅の助けとなったことのメモです。

  • バスは現地で想像以上に混むことがあるので、1本遅れた場合の代替プランを頭に入れておく
  • 天気が変わりやすいので、折りたたみ傘よりレインジャケットのほうが歩きやすい
  • 写真を撮るなら朝の光が綺麗。人も少なく、気持ちよく回れる
  • 冬季は路面状況と運休情報が重要。無理せず安全第一で予定を組む
  • バスや売店は支払い方法が限られることもあるので、現金と小銭を少し用意しておく
  • 乗り継ぎがある日は、移動の合間に温かい飲み物を挟むと体が楽。冷えは疲れに直結する
  • 夏でも朝夕は冷える日があるので、薄手の上着が1枚あると安心
  • 観光に集中するために、現地到着時に「帰りの便」を先に確認しておく

富良野・美瑛は、派手なアトラクションがあるというより、景色そのものが主役のエリアです。だからこそ、移動を“ただの移動”にしないで、窓の外を眺める時間や、駅前を少し散歩する時間まで含めて旅にすると、満足度がぐっと上がります。車なしでも、ちゃんと北海道の広さと美しさを味わえる旅になりますよ。

私にとってこの旅のいちばんの収穫は、「急がなくても景色は逃げない」と体で分かったことでした。公共交通だと、どうしても時間に縛られます。でも、その分“次の便までの余白”が生まれて、結果的に心が整う。富良野・美瑛は、その余白が似合う場所でした。

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