日本の名水百選はどこ?すべてに足を運んだ筆者がまるっと紹介!

名水百選 三重

名水百選は「日本百名水」とも呼ばれ、昭和60年(1985年)に環境庁(現・環境省)が選定した、日本全国に点在する優れた湧水・河川・湖沼など100の水辺を指します。水質の良さだけでなく、景観の美しさや地域文化・暮らしへの寄与といった視点でも評価されているのが特徴です。その後、平成20年(2008年)には「平成の名水百選」も選ばれ、区別のために昭和の名水百選を「昭和の名水百選」と呼ぶこともあります。

私が名水を追いかけて全国を回るようになったのは、旅先でたまたま汲んだ一杯の湧き水が、驚くほどやさしい味だったのがきっかけでした。水って透明なのに、土地の空気や温度、匂いまで一緒に運んでくるんだな、と。その感覚が忘れられなくて、気づけば名水百選の100カ所すべてに足を運んでいました。

概要

選定の背景

名水百選は、全国の「良好な水環境」を改めて見つめ直し、守っていくための象徴として選定されました。湧水だけでなく、川や湖、用水路まで含まれるのは、「飲める水」よりも「水辺の価値」そのものを評価しているからだと感じます。

昭和と平成の違い

昭和の名水百選は各都道府県から最低1カ所を選ぶ方針がありましたが、平成の名水百選は必ずしもその限りではありません。また、昭和と平成で重複しないように選ばれているため、広い意味では「名水」が計200カ所あることになります。

飲用についての注意

名水百選は美しい水辺として知られますが、飲めることを基準に選出された一覧ではありません。浄水処理や消毒が行われていない湧水も多く、自治体が「飲用可」と明言していない場所もあります。現地の案内板や自治体の情報を確認し、少しでも不安があれば飲まずに「眺めて楽しむ」のがいちばん安全です。私は“名水=飲む”と決めつけず、持参したボトルは「飲用可の表示がある場所だけ」に使うようにしています。

名水百選の楽しみ方

名水巡りは、スポットに着いた瞬間だけでなく、そこへ向かう道中や、周辺の食・温泉・町歩きまで含めて面白い旅になります。水辺は朝の空気がいちばん澄んでいることが多いので、可能なら午前中に訪れるのがおすすめです。私の場合は「水を見に行く日」と「周辺を楽しむ日」を分けると、旅がぐっと楽になりました。

名水百選を巡るコツ

  • 水汲み目的なら、事前に「飲用可の表示」「採水場所」「駐車場の有無」を確認する
  • 雨の後は濁ったり、足元がぬかるむ場所があるので靴は滑りにくいものが安心
  • ボトルは洗いやすい広口タイプが便利(私は予備のキャップも持ち歩きます)
  • 現地の案内板は必ず読む(立入制限や採水マナーが書かれていることが多いです)

日本の名水百選(昭和の名水百選)

ここからは、北から順に100カ所を紹介します。各スポットは「ひとことで」「見どころ」「旅メモ(私の感想)」の3点にぎゅっとまとめました。気になる場所が見つかったら、周辺の観光とセットで計画すると満足度が上がります。

北海道

1. 北海道/虻田郡京極町 羊蹄のふきだし湧水

ひとことで:羊蹄山の伏流水が勢いよく湧き出す、北海道を代表する湧水。
見どころ:公園として整備されていて立ち寄りやすく、水の透明感を間近で感じられます。
旅メモ:最初に来たとき、音のないはずの水に「勢い」があることに驚いて、しばらく見入っていました。


2. 北海道/利尻郡利尻富士町 甘露泉水

ひとことで:利尻山の雪や雨が育てた、口当たりのやさしい湧水。
見どころ:自然の中に水汲み場があり、島らしい静けさと一緒に味わえます。
旅メモ:利尻は風が強い日ほど空が澄む印象で、湧水の清らかさがいっそう際立つ気がしました。


3. 北海道/千歳市 ナイベツ川湧水

ひとことで:支笏湖の伏流水が生む、原生林に抱かれた湧水。
見どころ:森の静けさと水の透明度がセットで楽しめ、短い散策でも満足度が高いです。
旅メモ:木々の匂いが濃い場所で飲み物を口にすると、味より先に“空気”が記憶に残るんだなと思いました。


東北

4. 青森県/弘前市 富田の清水

ひとことで:岩木山の恵みを感じる、暮らしに寄り添う湧水。
見どころ:地域の食文化とも結びつき、周辺の田園風景と相まって雰囲気がいい場所です。
旅メモ:派手さはないのに、地元の人の距離感がやさしくて、旅人として肩の力が抜けました。


5. 青森県/平川市 渾神の清水(いがみのしみず)

ひとことで:信仰や暮らしの記憶が残る、静かな湧水。
見どころ:田舎道の散策とセットで楽しめ、土地の時間の流れを感じられます。
旅メモ:水の音が小さい場所ほど、耳が自然に開いていく感覚があって、不思議と落ち着きます。


6. 岩手県/下閉伊郡岩泉町 龍泉洞地底湖の水

ひとことで:洞窟の闇と光がつくる“青”が印象的な地底湖の水。
見どころ:鍾乳洞の景観そのものが圧巻で、水の神秘性を体感できます。
旅メモ:写真より現地のほうが青が深くて、言葉より先に「すごい」と声が出ました。


7. 岩手県/八幡平市 金沢清水

ひとことで:山の雪解けが育てる、凛とした冷たさの湧水。
見どころ:自然散策と相性がよく、歩いたあとの一息が気持ちいい場所です。
旅メモ:こういう場所は、急がずに深呼吸をひとつ挟むだけで旅の密度が上がる気がします。


8. 宮城県/栗原市 桂葉清水

ひとことで:桂の木の気配が似合う、やわらかな湧水。
見どころ:四季の景色と一緒に楽しめ、周辺の食(そばや和菓子)とも相性がいいです。
旅メモ:水を見に来たのに、結局“木陰の気持ちよさ”までセットで思い出になります。


9. 宮城県/仙台市 広瀬川

ひとことで:都市のすぐそばにある、仙台の暮らしを支える清流。
見どころ:川沿いの散歩が楽しく、旅の合間に“街の息継ぎ”ができます。
旅メモ:名水は山の中だけじゃない、と実感できる一本。夕方の空気がとても気持ちよかったです。


10. 秋田県/仙北郡美郷町 六郷湧水群

ひとことで:町のあちこちに湧水が点在する、“水の町”の名水散歩。
見どころ:湧水巡りのルートが作りやすく、町歩きがそのまま旅になります。
旅メモ:一カ所だけ見て帰るのがもったいなくて、気づくと何度も足を止めていました。


11. 秋田県/湯沢市 力水(ちからみず)

ひとことで:小さな祠とともに守られてきた、土地の信仰が宿る湧水。
見どころ:水だけでなく“守られ方”に歴史がにじみます。
旅メモ:手を合わせる人の所作が自然で、旅人の自分も背筋が伸びました。


12. 山形県/西村山郡西川町 月山山麓湧水群

ひとことで:月山の雪が育てた、澄んだ湧水が点在するエリア。
見どころ:自然のスケール感があり、ドライブや散策の満足度が高いです。
旅メモ:雪国の水は、冷たさだけでなく“輪郭のはっきりした感じ”が印象に残ります。


13. 山形県/東根市 小見川(おみがわ)

ひとことで:伏流水の恵みが生活に溶け込む、穏やかな清水。
見どころ:地域の食や農産物とつながる“水の背景”が感じられます。
旅メモ:水辺の空気がやさしくて、つい長居してしまうタイプの場所でした。


14. 福島県/耶麻郡磐梯町 磐梯西山麓湧水群

ひとことで:磐梯山の裾野に広がる、水量豊かな湧水エリア。
見どころ:点在する湧水と山の景色が美しく、周辺観光と組み合わせやすいです。
旅メモ:山の存在感が大きい場所ほど、水のありがたみが“実感”として残ります。


15. 福島県/耶麻郡北塩原村 小野川湧水

ひとことで:裏磐梯の自然に包まれた、澄みきった湧水。
見どころ:湖や森とセットで楽しめ、カヌーや散策など滞在の選択肢が多いです。
旅メモ:湧水の冷たさで手がかじかむのに、気持ちよくて触れてしまう不思議。


関東

16. 茨城県/久慈郡大子町 八溝川湧水群

ひとことで:八溝山系の森が育てる、冷たく澄んだ湧水群。
見どころ:自然の中の散策が楽しく、季節の空気と相性がいい場所です。
旅メモ:同じ“水”でも、森の匂いで味の印象が変わるのが面白いと感じました。


17. 栃木県/佐野市 出流原弁天池湧水

ひとことで:池の透明度が目を引く、信仰とも結びついた湧水。
見どころ:水面の色と底の見え方が美しく、短時間でも満足感があります。
旅メモ:水の“色”に惹かれる場所は、季節を変えて何度でも来たくなります。


18. 栃木県/塩谷郡塩谷町 尚仁沢湧水

ひとことで:日光近くの森に抱かれた、清冽な湧水。
見どころ:遊歩道が整備され、森林浴とセットで楽しめます。
旅メモ:歩いてから水を見ると、ただ眺めるより“沁みる”感じが強くなる気がします。


19. 群馬県/甘楽郡甘楽町 雄川堰

ひとことで:江戸期から続く用水路が、今も景観と暮らしを支える名水。
見どころ:水そのものだけでなく“流れの美しさ”が魅力で、季節の景色も映えます。
旅メモ:湧水とは違う、“人が水と付き合ってきた時間”が見える場所でした。


20. 群馬県/吾妻郡東吾妻町 箱島湧水

ひとことで:苔むす岩と透明な水がつくる、静かな名水景観。
見どころ:水辺の雰囲気が良く、写真もきれいに残りやすい場所です。
旅メモ:ここは“音”がいい。水が落ちる音で、気持ちがすっと整いました。


21. 埼玉県/大里郡寄居町 風布川/日本水

ひとことで:秩父の山の気配が濃い、源流の清らかさを感じる名水。
見どころ:寺社や渓流散策と組み合わせやすく、紅葉の季節も人気です。
旅メモ:水の透明さって、見た瞬間に“安心”が来るんだなと感じた場所です。


22. 千葉県/長生郡長南町 熊野の清水

ひとことで:房総の森が育てる、信仰とともに守られてきた湧水。
見どころ:神社とセットで訪れやすく、夏場は特に“涼”を感じやすいです。
旅メモ:暑い日にここへ来ると、水辺の空気が別世界みたいに感じられます。


23. 東京都/国分寺市 お鷹の道/真姿の池湧水群

ひとことで:東京に残る貴重な湧水と緑道で、歩いて楽しめる名水。
見どころ:遊歩道の散策が気持ちよく、短時間でも“自然に触れた感”が得られます。
旅メモ:都会の名水は、静けさより“日常に混ざる自然”が心地よくて好きです。


24. 東京都/青梅市 御岳渓流

ひとことで:多摩川上流の清流で、渓谷美とアクティビティが魅力。
見どころ:釣りやラフティング、ハイキングなど“動ける名水”として楽しめます。
旅メモ:水のそばで体を動かすと、景色の記憶が一段くっきり残る気がします。


25. 神奈川県/秦野市 秦野盆地湧水群

ひとことで:丹沢の地下水が町のあちこちに湧く、“歩ける湧水群”。
見どころ:散策路が整い、季節の景色と湧水巡りを組み合わせやすいです。
旅メモ:湧水が点在する町は、旅のテンポが自然にゆっくりになるのがいいところ。


26. 神奈川県/足柄上郡山北町 洒水の滝/滝沢川

ひとことで:名瀑の迫力と清流が同時に味わえる、景観系の名水。
見どころ:滝の音と水しぶきが“体感”として残り、森林浴にも向きます。
旅メモ:滝は写真より音。近づいた瞬間に、旅に来た実感が一気に上がりました。


中部

27. 山梨県/南都留郡忍野村 忍野八海

ひとことで:富士山の伏流水が湧く8つの池で、透明度と景観の完成度が高い名水。
見どころ:池ごとに表情が違い、伝統的な集落景観と合わせて楽しめます。
旅メモ:人が多い日でも、水面をのぞいた瞬間だけは不思議と静かになります。


28. 山梨県/北杜市 八ヶ岳南麓高原湧水群

ひとことで:八ヶ岳の山麓で湧水が点在し、食やクラフトとも相性がいい名水エリア。
見どころ:観光として回りやすく、夏の涼しさも魅力です。
旅メモ:北杜の空気は軽くて、水の冷たさが気持ちよく感じられました。


29. 山梨県/北杜市 白州/尾白川

ひとことで:南アルプスの清冽さをそのまま映したような、透明度の高い清流。
見どころ:渓谷の散策が楽しく、キャンプや温泉と組み合わせても満足度が高いです。
旅メモ:水の色が“薄い青”に見える瞬間があって、山の水ってすごいなと思いました。


30. 長野県/飯田市 猿庫の泉

ひとことで:伊那谷の静かな場所で湧く、暮らしに根ざした名水。
見どころ:周辺の自然が穏やかで、気負わず立ち寄れるのが魅力です。
旅メモ:派手さがない分、旅の途中の“休符”みたいな場所でした。


31. 長野県/安曇野市 安曇野わさび田湧水群

ひとことで:北アルプスの恵みが、わさび田の景観をつくる湧水群。
見どころ:水車や遊歩道があり、“見て楽しい名水”として完成度が高いです。
旅メモ:ここは水の透明感がとにかく気持ちよくて、歩くだけで癒やされました。


32. 長野県/北安曇郡白馬村 姫川源流湧水

ひとことで:白馬の自然の中で出会う、源流の清らかさを感じる湧水。
見どころ:散策路が整い、季節ごとの草花と一緒に楽しめます。
旅メモ:水のそばで風が吹くと、体の中まで澄むような感覚がありました。


33. 新潟県/中魚沼郡津南町 龍ヶ窪の水

ひとことで:ブナ林に囲まれた湧水池で、神秘性と透明感が魅力。
見どころ:遊歩道が歩きやすく、四季の雰囲気がはっきり変わります。
旅メモ:水面が鏡みたいな日があって、その静けさがいちばんのごちそうでした。


34. 新潟県/長岡市 杜々の森湧水

ひとことで:米どころの背景にある“水の力”を実感できる湧水。
見どころ:森林の中で水に触れられ、イベント時期は地域の温度感も楽しめます。
旅メモ:新潟は食が強い土地なので、水を見ると全部つながって腑に落ちる感じがしました。


35. 富山県/黒部市・下新川郡入善町 黒部川扇状地湧水群

ひとことで:扇状地に湧く豊富な地下水が、町のあちこちで息づく名水エリア。
見どころ:湧水地が点在し、ドライブしながら巡るのが楽しいです。
旅メモ:“水が多い土地”の安心感って、歩いているだけで伝わってきます。


36. 富山県/中新川郡上市町 穴の谷の霊水

ひとことで:信仰とともに守られ、今も多くの人が水を汲みに訪れる霊水。
見どころ:独特の空気感があり、名水というより“場”として印象に残ります。
旅メモ:水汲みの人の真剣さに触れると、こちらも自然と丁寧になります。


37. 富山県/中新川郡立山町 立山玉殿湧水

ひとことで:標高の高い室堂で出会う、山岳信仰の地の名水。
見どころ:景色のスケールが大きく、水と空の青が似合います。
旅メモ:ここは“飲む”より“立って眺める”ほうが記憶に残るタイプの名水でした。


38. 富山県/砺波市庄川町 瓜裂の清水

ひとことで:冷たさの言い伝えが残る、涼感が気持ちいい湧水。
見どころ:立ち寄りやすく、暑い季節は特に“体でわかる名水”です。
旅メモ:手を入れた瞬間に笑ってしまう冷たさで、旅のテンションが上がりました。


39. 石川県/白山市 弘法池の水

ひとことで:伝承が残る湧水で、静かな水辺の雰囲気が魅力。
見どころ:自然の中で落ち着いて過ごせ、四季の景色もきれいです。
旅メモ:伝説のある水辺は、想像が膨らんで“旅の物語”が自然に立ち上がります。


40. 石川県/輪島市門前町 古和秀水

ひとことで:能登の暮らしの近くで湧く、やわらかな印象の名水。
見どころ:町の空気感と一緒に味わえる“生活の水”です。
旅メモ:海が近いのに水が澄んでいると、土地の奥行きを強く感じます。


41. 石川県/七尾市 御手洗池

ひとことで:静かな湧水池で、水面に景色が映る“絵になる名水”。
見どころ:散策しやすく、光の入り方で雰囲気が変わります。
旅メモ:風が止んだ瞬間の水面が美しすぎて、時間を忘れました。


42. 福井県/三方上中郡若狭町 瓜割ノ滝

ひとことで:若狭を代表する名水で、涼しさが名物の湧水地。
見どころ:森林に囲まれ、夏は特に気持ちよく過ごせます。
旅メモ:ここは空気まで冷えている感じで、深呼吸が気持ちいい場所でした。


43. 福井県/大野市 お清水

ひとことで:城下町の中心で湧く、“水の郷”を象徴する名水。
見どころ:町歩きと相性抜群で、歴史の空気と一緒に楽しめます。
旅メモ:名水が町の真ん中にあると、暮らしのリズムが見えてくるのが面白いです。


44. 福井県/小浜市 鵜の瀬

ひとことで:神事とも深く関わる、若狭の水文化を感じる名水。
見どころ:水辺の雰囲気が神聖で、周辺の歴史も一緒に楽しめます。
旅メモ:“ただ綺麗”じゃなく、背筋が伸びるような静けさがありました。


45. 岐阜県/郡上市 宗祇水(白雲水)

ひとことで:郡上八幡の町並みの中に湧く、日本三名水としても名高い湧水。
見どころ:町歩きの途中で自然に出会える名水で、夏の涼感も魅力です。
旅メモ:郡上は“水の町”の完成度が高く、歩くだけで気持ちが軽くなりました。


46. 岐阜県/美濃市・関市・岐阜市 長良川(中流域)

ひとことで:鵜飼でも知られる清流で、川の文化と景観を楽しめる名水。
見どころ:川沿いの観光資源が豊富で、水辺の時間を作りやすいです。
旅メモ:川は“流れ”がそのまま旅のテンポになるので、ゆっくり過ごすほど良さが出ます。


47. 岐阜県/養老郡養老町 養老の滝/菊水泉

ひとことで:伝説とともに語られる名瀑で、景観の満足度が高い名水。
見どころ:滝までの散策も含めて楽しめ、季節の景色もきれいです。
旅メモ:滝に着くまでの道が“気持ちの助走”になって、到着した瞬間の感動が増しました。


48. 静岡県/駿東郡清水町 柿田川湧水群

ひとことで:富士山の伏流水が湧き出す、日本有数の湧水景観。
見どころ:公園で観察しやすく、湧き出しの“動き”が見えるのが面白いです。
旅メモ:水が“生まれている”のを目で見られる場所は、テンションが上がります。


49. 愛知県/犬山市~可児川合流点 木曽川(中流域)

ひとことで:犬山城の景観とも相性がいい、歴史と自然が交わる清流域。
見どころ:川景色に“物語”が乗る場所で、観光と組み合わせやすいです。
旅メモ:城と川の組み合わせは強い。景色の説得力があって、記憶に残ります。


50. 三重県/四日市市 智積養水

ひとことで:地域の暮らしを支えてきた用水で、“水の道”としての価値が高い名水。
見どころ:派手さよりも、生活と結びついた水辺の風景が魅力です。
旅メモ:こういう場所は、地元の人の目線で見ると一気に面白くなります。


51. 三重県/志摩市 恵利原の水穴(天の岩戸)

ひとことで:神話の名をもつ、岩間から湧く神秘的な湧水地。
見どころ:空気感が独特で、周辺観光とセットで“雰囲気旅”ができます。
旅メモ:水の透明さ以上に、場所が持つ“気配”が印象に残りました。


近畿

52. 滋賀県/彦根市 十王村の水

ひとことで:田園風景の中で守られてきた、穏やかな湧水。
見どころ:のんびりした空気と水辺の静けさが魅力です。
旅メモ:派手に観光しない日を作りたいとき、こういう水辺がいちばん効きます。


53. 滋賀県/米原市 泉神社湧水

ひとことで:神社の境内で湧く、信仰とともにある名水。
見どころ:参拝と合わせて立ち寄りやすく、静かな時間が流れます。
旅メモ:境内の空気が澄んでいて、自然に声が小さくなる場所でした。


54. 京都府/京都市伏見区 伏見の御香水

ひとことで:酒どころ伏見を支える地下水で、“水と醸造”の関係がわかる名水。
見どころ:酒蔵や歴史散策と相性がよく、旅の組み立てがしやすいです。
旅メモ:伏見は水の存在が“味”として町に出ているのが面白くて、つい歩き回りました。


55. 京都府/宮津市 磯清水

ひとことで:海に囲まれた場所で湧く真水という、珍しさも魅力の名水。
見どころ:天橋立観光とセットで楽しめ、旅の話題になるスポットです。
旅メモ:景色が強い場所なのに、水の存在感もちゃんとあるのがすごいと思いました。


56. 大阪府/三島郡島本町 離宮の水

ひとことで:都市圏のすぐ近くで出会える、落ち着いた湧水スポット。
見どころ:公園や散策と合わせやすく、気軽な“名水寄り道”ができます。
旅メモ:大移動の途中で立ち寄れる名水は、旅の疲れを軽くしてくれます。


57. 兵庫県/西宮市 宮水

ひとことで:灘の酒を支える名水で、“水が産業を作る”代表例。
見どころ:酒蔵巡りと相性がよく、背景を知るほど面白くなります。
旅メモ:名水を知ってから飲むお酒は、味に“土地”が重なって感じられました。


58. 兵庫県/神戸市 布引渓流

ひとことで:街のすぐ裏にある渓流で、都市と自然の距離感が面白い名水。
見どころ:ハイキング気分で行けて、滝と清流の景観も楽しめます。
旅メモ:神戸は“すぐ山”が本当にすごい。短時間で旅の気分になれます。


59. 兵庫県/宍粟市 千種川

ひとことで:透明度の高い清流で、自然の豊かさが実感できる名水。
見どころ:アウトドアとも相性がよく、川の景色で癒されます。
旅メモ:川沿いで食べるごはんが妙においしく感じるのは、こういう水の力かもしれません。


60. 奈良県/吉野郡天川村 洞川湧水群

ひとことで:修験道の里で出会う、澄んだ水と信仰の空気が重なる湧水。
見どころ:温泉や宿坊と組み合わせやすく、“滞在型”の名水旅ができます。
旅メモ:夜の空気がとても澄んでいて、水だけじゃなく“場所全体”が沁みる感じでした。


中国・四国・九州・沖縄

61. 和歌山県/田辺市 野中の清水

ひとことで:熊野古道を歩く旅人を支えてきた、道沿いの名水。
見どころ:古道の空気感とセットで味わえる“旅の水”で、周辺は史跡も点在します。
旅メモ:熊野古道は歩くほど静かになっていく感覚があって、この清水に着くと「ここまで来たな」と自然に肩の力が抜けました。


62. 和歌山県/和歌山市 紀三井寺の三井水

ひとことで:寺の信仰とともに守られる、三つの泉からなる名水。
見どころ:参拝と合わせて立ち寄りやすく、季節の景色(特に春)も楽しめます。
旅メモ:お寺の境内の水は、飲む前から気持ちが整う感じがします。ここは“水の静けさ”が印象に残りました。


63. 鳥取県/米子市淀江町 天の真名井

ひとことで:神話の名を持つ、澄んだ湧水が湧く聖地のような場所。
見どころ:水辺の雰囲気が落ち着いていて、短時間でも心が静かになります。
旅メモ:“神話の舞台”と聞くと構えてしまいますが、ここは自然に受け入れられる空気で、むしろ深呼吸が気持ちいい場所でした。


64. 島根県/隠岐郡海士町 天川の水

ひとことで:海と山が近い島で出会う、やさしい湧水。
見どころ:隠岐らしい自然のスケール感と、島の暮らしに根づく水の存在が感じられます。
旅メモ:島の水は、どこか“丸い”印象があって好きです。潮の匂いが混ざる風の中で、淡々と湧いているのが良かったです。


65. 島根県/隠岐の島町 壇鏡の滝湧水

ひとことで:滝の迫力とともに楽しめる、島の名水スポット。
見どころ:滝の近くまで歩けて、涼しさと水音を体で感じられます。
旅メモ:島で滝に出会うと、それだけで旅が“濃く”なる感じがします。水しぶきが心地よくて、しばらく動けませんでした。


66. 岡山県/真庭市 塩釜の冷泉

ひとことで:水温が低く、冷たさが気持ちいい“冷泉”の名水。
見どころ:名前の由来や土地の歴史が面白く、周辺観光と合わせても楽しめます。
旅メモ:手を入れた瞬間に、言葉より先に「冷っ!」が出ました。こういう“体感の名水”は、記憶に残りやすいです。


67. 岡山県/岡山市 雄町の冷泉

ひとことで:酒造りとも縁の深い、岡山らしい“水と米”を感じる名水。
見どころ:雄町米の背景を知ると、より面白くなるスポットです。
旅メモ:名水巡りをしていると、土地ごとの“おいしい理由”に行き当たります。岡山はその答えが水と米にある気がしました。


68. 岡山県/苫田郡鏡野町 岩井

ひとことで:自然に囲まれた場所で湧く、透明度の高い湧水地。
見どころ:歩いて水に近づくほど、周辺の緑と水の澄み方が際立ちます。
旅メモ:“岩井”という名前の響きがすでに水っぽくて好きです。現地は静かで、落ち着いて水と向き合えました。


69. 広島県/広島市 太田川(中流域)

ひとことで:街とともに流れる大河で、名水としての清澄さも感じられる川。
見どころ:川沿いの散策がしやすく、都市の風景に水が溶け込んでいます。
旅メモ:旅先の大きな川は、その町の“背骨”みたいに見えることがあります。太田川もまさにそんな存在でした。


70. 広島県/安芸郡府中町 今出川清水

ひとことで:地域に寄り添う、穏やかな流れの清水スポット。
見どころ:自然散策とセットで楽しめ、地元の暮らしの近さを感じられます。
旅メモ:派手な観光地ではないぶん、“守られてきた場所”の空気が濃い。こういう名水は、旅の余韻が長く残ります。


71. 山口県/美祢市 別府弁天池湧水

ひとことで:水の色が美しく、池としての完成度が高い名水スポット。
見どころ:水面の透明感が際立ち、周辺の散策も気持ちいいです。
旅メモ:ここは水の“色”がとにかく記憶に残ります。見た目の美しさが強い名水は、旅の写真も強くなります。


72. 山口県/岩国市 桜井戸

ひとことで:季節の景色と相性が良い、地元に愛される湧水。
見どころ:春は特に雰囲気がよく、写真映えもしやすいです。
旅メモ:桜の季節に訪れると、水辺の空気が柔らかく感じます。名前の通り“春に強い”名水だと思いました。


73. 山口県/岩国市錦町 寂地川

ひとことで:渓谷を流れる澄んだ清流で、自然の濃さを感じる名水。
見どころ:紅葉の季節は特に人気で、川沿いの景色が美しいです。
旅メモ:川の透明度が高い場所は、石の色までくっきり見えるので気持ちがいい。歩くほどに静かになる感じがありました。


74. 徳島県/吉野川市 江川の湧水

ひとことで:清冽で透明感のある湧水が、土地の生活を支える名水。
見どころ:自然の中で落ち着いて水を感じられ、周辺散策も楽しめます。
旅メモ:四国は水がきれいな場所が多いですが、ここは特に“澄み方”が気持ちよくて、長居しがちでした。


75. 徳島県/三好市東祖谷山 剣山御神水

ひとことで:山の信仰と結びつく、神聖さを感じる名水。
見どころ:山の空気が濃く、訪れるだけで気持ちが切り替わる場所です。
旅メモ:祖谷は“奥”に入るほど景色が強くなる土地で、この御神水もその一部。水を見るだけで旅が深くなった気がしました。


76. 香川県/小豆郡小豆島町 湯船の水

ひとことで:小豆島の自然に抱かれた、島の暮らしを支える湧水。
見どころ:島旅の途中に立ち寄ると、旅のテンポがゆっくりになります。
旅メモ:瀬戸内の島は光がやさしいので、水の透明感がよりきれいに見える気がします。ここもそのタイプでした。


77. 愛媛県/西条市 うちぬき

ひとことで:町の中に当たり前のように湧く、西条らしい名水文化。
見どころ:“生活の水”としての距離の近さが魅力で、町歩きが楽しくなります。
旅メモ:西条は水が暮らしの真ん中にある感じがして、旅人でも居心地がいい。名水巡りの中でも特に“町としての完成度”が高い印象です。


78. 愛媛県/松山市 杖ノ淵

ひとことで:緑に囲まれた湧水地で、水辺の景観が美しいスポット。
見どころ:散策しやすく、季節の変化が水面に映ります。
旅メモ:ここは水面がきれいで、風が吹くたびに表情が変わるのが楽しい。ぼーっと眺める時間がよく似合います。


79. 愛媛県/西予市 観音水

ひとことで:山間の静けさの中で湧く、信仰とともにある名水。
見どころ:自然の中で落ち着ける場所で、散策も気持ちいいです。
旅メモ:山の名水は、到着までの道のりも含めて“体験”。観音水はその流れがきれいに整っている場所でした。


80. 高知県/県西部 四万十川

ひとことで:“日本最後の清流”として知られる、スケールで魅せる名水。
見どころ:沈下橋や川遊びなど、景色と体験が豊富で滞在が楽しいです。
旅メモ:四万十川は、ただ見ているだけで気持ちがほどけます。川の流れが、旅の疲れを運んでいってくれる感じがしました。


81. 高知県/高岡郡越知町 安徳水

ひとことで:冷たさと清涼感が際立つ、森に抱かれた湧水。
見どころ:自然の静けさが濃く、短時間でもリフレッシュできます。
旅メモ:高知の山側は空気がきれいで、水の冷たさがより“効く”。ここも手を入れた瞬間に目が覚めました。


82. 福岡県/うきは市 清水湧水

ひとことで:耳納連山のふもとで湧く、涼やかな湧水スポット。
見どころ:夏の避暑にぴったりで、周辺観光(果物やカフェ巡り)とも相性がいいです。
旅メモ:うきはは“おいしい寄り道”が多い土地。水を見たあとに食べるものまで含めて旅になりました。


83. 福岡県/福岡市 不老水

ひとことで:都市の中で出会える、信仰とともに残る名水。
見どころ:街歩きの途中に立ち寄りやすく、“都会の名水”として印象的です。
旅メモ:都市の名水は、静かな場所を守る努力が見えることがあります。不老水も、残ってくれてありがとうと思える場所でした。


84. 佐賀県/西松浦郡有田町 竜門の清水

ひとことで:焼き物の町にある、澄んだ湧水が気持ちいい名水。
見どころ:有田観光と組み合わせやすく、旅のルートに入れやすいです。
旅メモ:器の町で水を見ると、なぜか“透明の美しさ”に敏感になります。水と焼き物って相性がいいんだと思いました。


85. 佐賀県/小城市 清水川

ひとことで:清らかな流れが続く、落ち着いた川の名水。
見どころ:散策しやすく、地元の景色に自然に溶け込んでいます。
旅メモ:川の名水は、立ち止まって眺めるだけでいい。清水川は、そう言いたくなる静けさがありました。


86. 長崎県/島原市 島原湧水群

ひとことで:町の中に湧水が点在する、“水の都”らしい名水群。
見どころ:鯉が泳ぐ水路など景観がよく、散策がそのまま観光になります。
旅メモ:島原は水が“見える形”で町にあるのが楽しい。歩くほどに、町と水の距離が近いことを実感しました。


87. 長崎県/諫早市 轟渓流

ひとことで:渓流の景観が美しく、涼しさが気持ちいい名水スポット。
見どころ:ハイキング気分で歩けて、季節ごとの景色も楽しめます。
旅メモ:轟という名前の通り、水の“音”が印象的でした。静かな場所で聞く水音は、やっぱり特別です。


88. 熊本県/宇土市 轟水源

ひとことで:澄んだ水が湧き、自然の中で落ち着ける名水。
見どころ:森林の雰囲気が良く、散策とセットで楽しめます。
旅メモ:熊本は“水の県”だと実感する場所が多いですが、轟水源は特に素直に気持ちよく、また来たいと思えました。


89. 熊本県/阿蘇郡南阿蘇村 白川水源

ひとことで:阿蘇の地下が育てる、透明度と水量の迫力がある名水。
見どころ:観光として整備されていて、初めてでも訪れやすいです。
旅メモ:白川水源は“名水の王道”という感じがします。人が多くても、水の力が強くて、ちゃんと感動できました。


90. 熊本県/菊池市 菊池水源

ひとことで:森の中で湧く、透明で冷たい水が気持ちいい名水。
見どころ:散策路が整い、森林浴と名水を同時に楽しめます。
旅メモ:ここは空気がひんやりしていて、水を見た瞬間に「あ、いい場所だ」と思えるタイプ。静かな時間が似合います。


91. 熊本県/阿蘇郡産山村 池山水源

ひとことで:阿蘇の自然の中で湧く、透明度が高い名水スポット。
見どころ:木陰が気持ちよく、夏でも過ごしやすいです。
旅メモ:阿蘇は水源が“点”じゃなく“面”で存在している感じがします。池山水源は、その豊かさを実感できる場所でした。


92. 大分県/由布市 男池湧水群

ひとことで:森の中の湧水群で、歩いて楽しむ“水の散策路”。
見どころ:木々の中に水の気配が点在し、森林浴としても満足度が高いです。
旅メモ:男池は、歩きながら“水の気配”を追いかけるのが楽しい場所。旅のテンポが自然にゆっくりになります。


93. 大分県/竹田市 竹田湧水群

ひとことで:城下町の雰囲気と相性がいい、清らかな湧水が点在する名水エリア。
見どころ:町歩きとセットで楽しめ、湧水が旅の導線になります。
旅メモ:竹田は“歩いて楽しい”町。湧水があると、自然に立ち止まる理由が増えて、旅が豊かになります。


94. 大分県/豊後大野市 白山川

ひとことで:澄んだ流れが続く、自然の景観が美しい清流。
見どころ:季節の風景が川に映り、のんびり過ごすのに向きます。
旅メモ:川の名水は“見る名水”。白山川は、水の透明さが気持ちよくて、ただ眺める時間が贅沢に感じました。


95. 宮崎県/小林市 出の山湧水

ひとことで:冷たく澄んだ水が湧く、宮崎らしいやさしい空気の名水。
見どころ:自然の中で落ち着けて、旅の途中の休憩にも向きます。
旅メモ:南九州の名水は、空気があたたかいぶん水の冷たさが際立つ気がします。ここもそのコントラストが良かったです。


96. 宮崎県/東諸県郡綾町 綾川湧水群

ひとことで:照葉樹林の町で出会う、透明度の高い湧水と清流。
見どころ:新緑の季節は特に美しく、散策が気持ちいいです。
旅メモ:綾町は緑が濃くて、水の透明感が映えます。水だけでなく“森の存在感”までセットで記憶に残りました。


97. 鹿児島県/屋久島町 屋久島宮之浦岳流水

ひとことで:島全体が水を育てているような、屋久島らしい名水。
見どころ:原生林のスケール感とともに、水の豊かさを実感できます。
旅メモ:屋久島は雨の島と言われますが、その雨がちゃんと“恵み”になっているのが水でわかる。水を見ただけで、島の自然に納得しました。


98. 鹿児島県/姶良郡湧水町 霧島山麓丸池湧水

ひとことで:池の透明度が高く、水面が美しい霧島山麓の名水。
見どころ:景観が整っていて、短時間でも満足度が高いです。
旅メモ:丸池は“きれい”が最初に来る場所。水面の色と周囲の緑のバランスがよくて、つい写真を撮りすぎました。


99. 鹿児島県/南九州市 清水の湧水

ひとことで:自然の中で静かに湧く、地域に根づいた名水。
見どころ:落ち着いた雰囲気で、のんびり過ごしたい人に向きます。
旅メモ:鹿児島の名水は、土地のあたたかさが水辺にも出る気がします。ここも“静かだけど怖くない”優しい空気でした。


100. 沖縄県/南城市 垣花樋川

ひとことで:沖縄の暮らしと歴史に深く結びつく、石造りの美しい湧水。
見どころ:沖縄らしい景観の中で水に出会え、文化としての“水の扱い”が見えます。
旅メモ:沖縄の名水は、本土と雰囲気がまったく違うのが面白い。石と緑の中に水があるだけで、旅の終着点にふさわしい一カ所だと思いました。


以上で、昭和の名水百選100カ所の紹介は完結です。実際に巡ってみると、同じ“名水”でも「山の水」「町の水」「信仰の水」「産業の水」など表情がまったく違い、それぞれに旅の物語がありました。気になる名水が見つかったら、ぜひ周辺の温泉や町歩き、名物グルメまで含めて“水を目的にした旅”を組み立ててみてください。

error:
タイトルとURLをコピーしました